ゴヤールの歴史はフランス産業革命までさかのぼります。ワインで有名なブルゴーニュ地方で木材業を営んでいたエドメ・ゴヤールとその息子フランソワ・ゴヤールは産業革命の混乱のさなか、家業を維持するためにパリへと進出したことにさかのぼります。
当時の梱包業のトップブランドモレル社とコラボするべく梱包技術をモレル社から習得することを目標として新製品の開発を進めてきたことにあります。
当時の旅行用バッグは、鉄道移動では頑丈でたくさん荷物を運べる木製バッグが主流で、当時の上流階級からも絶大な人気を集めることとなります。木の技術と梱包の技術をうまく活用したことが成功への出発点となったのです。
仕事も軌道にのり、手腕を発揮したフランソワ・ゴヤールは、1853年にはモレル社を買い取り、パリのサトノーレ通りに現在のルーツとも言われるゴヤールのショップをオープンさせることになるのです。
上流階級が集まる立地から当時の上流階層からの支持を着々と集めることで、ゴヤールブランドを徐々に広めていくことになります。
一躍トップブランドとして名をはせたゴヤールですが、それでも製品の品質向上には力を入れ、見えない部分にも天然アラビアゴムを手塗りしたりすることで、軽くて丈夫な製品を作り上げてきたのです。そんなゴヤールだけに今も昔も変わらず、世界の著名人から愛され今日に至るのです。
最近になってゴヤールが再注目されるようになったのは、あのドルチェ&ガッバーナがショーでゴヤールを使用したことにあります。今までのゴヤールファンのみならず、ドルガバファン、ミラノファンをとりこにすることで、ゴヤールが世界で再び注目されたのです。